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NEC Diango プリメインアンプ A-230 重整備済み品

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NEC STEREO INTEGRATED AMPLIFIRE
A-230

…に一癖ある出品者がこだわりの修理を施しました。

かなり大変な修理でした。
治って音がヘボかったらその辺の藪にでも投げ捨ててやろうかと思いましたが(しません)、修理完了し、鳴りはかなり上等だった為、結果楽しい修理でした。

好きな音楽のお供にいかがでしょうか？

詳細
サンケン製2SC1827+2SA769によるAB級プッシュプル回路
製造年…1981年
実効出力…25W(20-20,000Hz-8Ω/ch)
歪み率…0.03%(20~20,000Hz-12.5W出力時)
周波数特性…10Hz〜40,000Hz(8Ω)
S/N比…100dB(TUNER/TAPE1,2入力)
75dB(PHONO入力)
電源電圧…AC100V, 50/60Hz
消費電力…50W

修理/メンテナンスの内容
・故障トランジスタ交換
・ドライバ段のカーボン抵抗を金属皮膜抵抗へ置き換え、熱的安定性の向上
・故障ブリッジダイオード交換
・メインボリュームは取り外し洗浄
・スピーカー切り替えスイッチ分解洗浄
→ダンピングファクタ改善の目的
・アイドリング電流調整
・前面パネル磨き上げと簡易的な防汚コーティング

この機種では半固定抵抗が使われておらず、パワー段のアイドリング電流は、その前段のドライバ段のトランジスタのhFEと固定抵抗の精度に委ねられています。
入手時点では焼損部品多数。原因は不適切なhFEのトランジスタが多用されていることと、固定抵抗(カーボン)の低い精度にあります。故にパワートランジスタのベース電流が制御出来ておらず、過剰なアイドリング電流(220mA)が流れ、思春期の頃の出品者の様にアチアチに過熱したことによる故障でした。真夜中、寝る間も惜しみ、後は振り返らず一途に(回路を)追いかけて無事解決へ導きました。

サービスマニュアルを基にトランジスタを選定し、不良・ヤンキーな非行カーボン抵抗は金属皮膜に置き換えました。
なお固定抵抗の定数を勝手に変更するなどのヤンチャな改造はしておりません。
サービスマニュアルを基になるべくオリジナルに近い状態に復元してます。

品質に自信はございますが、古い物ですので筐体の小傷などはございます。
この様な品でもよろしければ、ご検討お願い申し上げます。